IT武装戦略の着眼点

第3話:儲かっていない経営者に共通すること

2015年07月22日

これまで約700名以上の経営者や起業家の経営指導に携わってきました。その経験上、一生懸命取り組んでいるのに一向に業績が回復しない、忙しいだけで数字が上がらないという会社を何社も見てきました。

儲かっていない経営者に共通するのは、「儲ける仕組み」が無いということです。世の中なかなか景気が回復しませんが、だからといって、不景気という環境の悪さを言い訳にして、歩みを止めることはできません。

製造業であれ、小売業であれ、あるいは大企業でも中小企業でも、取り巻く環境を前提として「儲ける仕組み」をつくり出し、維持・発展し続けなければならないのです。

そんな中、新しい事業を生み出すにしろ、既存の事業をリニューアルするにしろ、重要なキーワードは「革新」です。

「革新の必要性はわかっているが・・・」

革新の必要性は認識できても、どのように事業を革新すればよいのか、その判断基準は誰にもわからなくなってきています。革新に着手しようにも、何がよくて、何がよくないのか、あるいは具体的に何から始めたらよいのかも見当がつきません。

新規事業の立ち上げであれ、既存事業のリニューアルであれ、何をどのように革新するのか、その実現に向けてどういう手順で何から始めるべきか、そうしたことを理解していなければ、成功する事業を生み出すことはできないのです。


・自社の革新への取組はどうですか?
・先送りしたため、本来ならば得られたはずの売上や利益を逃していませんか?
・あるいはちょっとした販売戦略の間違いのせいで失っていませんか?

実際こんなことは、中小企業の経営者の周りではよく起こっていることなのです。

例えば「エスエス製薬」の"ハイチオールC"は、もともと中高年層の全身倦怠や二日酔いのための薬でした。ところが、使われている成分がシミやそばかす、日焼けに効用があることが分かります。

この事実から、若い女性のための体の中から治すシミ・そばかす対策のための医薬品として、製品自体はそのままにパッケージだけ変えて売り出しました。その結果、わずか2年で売上が10億円から30億円へと3倍以上にもなったのです。

メガネチェーン店の「JINS PC」は、もともとメガネの安売りチェーンでしたが、どんどん激化する価格競争で赤字経営に陥っていました。

そこで、メガネを「よく見えるためのもの」から「目を守るためのもの」として、パソコン作業の疲れから目を守るメガネや、花粉から目を守るメガネなどを発売。次々とヒットを飛ばし、赤字経営から脱却するどころか高収益企業に変貌しました。

この"ちょっとしたこと"が経営に革新を起こすのです

こんな例をあげればキリがありませんが、そのほとんどが「なんで気がつかなかったのだろう?」と思えるようなものばかりです。どれもがちょっとコンセプトや商品を変えたり、ちょっと顧客設定を変えたり、ちょっと売り方を変えたに過ぎません。

しかし、多くの事業革新は、実はそんな「ちょっとしたこと」によって起こるのです。そして、そのためのヒントや答えは往々にして既に私たちの周りに転がっているものです。

後は、それに気づくか気づかないか・・・。
それが大きな分かれ道になるのです。


冒頭でお伝えしましたが、私はこれまで約700名以上の経営相談を受けてきましたが、経営相談の過程で分かった事実があります。それは、「事業の成功とは、大きな失敗を避けながら、小さな失敗から何を学び、何を改善していくか、その判断の繰り返しだ」という事です。

つまり当社をご活用頂くことで、1社で試行錯誤するのに比べ、700倍以上のスピードで事業革新を起こし、成長戦略への最短コースを進む事が出来るのです。

繰り返しますが、儲かっていない経営者に共通するのは、「儲ける仕組み」が無いということです。

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