多くの人は本当に欲しい商品やサービスを探すとき、"Google"や"Yahoo"などでネット検索します。このネット検索してネットショップで購入する、「ネット指名買い」とも言える買い物のカタチが当り前の時代となりました。
そのため、ホームページで売上をあげるためには、「売れるキーワード」をキチンと把握しておくことが大切です。
売れるキーワードとは、「そのキーワードで検索した人が、自社の商品・サービスに興味を持ち、購入してくれる可能性が高いキーワード」です。
会計事務所のホームページであれば、「上手に節約したい」、「どこかに良い会計事務所はないかな」と探している人が検索するようなキーワード、「節税対策」や「決算代行」、「会計事務所」で検索したときに、上位に表示されることが大切です。
弊社の場合、「IT武装戦略コンサルティング」というサービスを提供していますが、この言葉は独自の用語であって、一般的には認知されていません。ということは、「IT武装コンサルティング」というキーワードで検索する人は、ほとんどいないということです。
重要なことは、検索キーワードを「顧客の言葉」から探すことです。
そもそも、顧客が欲しがるのは商品やサービスそのものではなく、解決策なのです。その解決策が、顧客にとって適したものであればあるほど、売り物に対して感じるメリットや満足感が高まり、支払意欲を高めていきます。
顧客にとって解決されていない事(悩み・不安・怒り等)、あるいは解決する際にうまくいかない周辺の事象を明らかにして、解決策を探すときのキーワードを見つけていくのです。
キーワードを探すときに、実際にそのキーワードで検索する人が、どのくらいいるのかを確認しておくことも必要です。
Googleが無料で提供している、「キーワードプランナー」(https://adwords.google.co.jp/keywordplanner)というツールを使うと、実際にそのキーワードが月々どれくらいの回数、検索されているか、おおよその検索ボリュームを確認することができます。
さらに、そのキーワードと類似のキーワードで、一定の検索ボリュームを持つキーワードも確認することができますので、自社の売れるキーワード探しに役立ててください。
また、意味を同じくする同義語や、意味が似ている類義語をチェックすることも、売れるキーワード探しのヒントとなります。
さまざまな同義語・類義語の検索サイトがありますが、「約410万語の類語や同義語・関連語とシソーラス」と謳っている「weblio」(http://thesaurus.weblio.jp/)がオススメです。
実際のGoogle検索で、面白い事例をご紹介します。
生命保険会社に「メットライフ生命保険」という会社があります。以前は「アリコジャパン」でしたが、一時「メットライフアリコ」に変更し、現在の「メットライフ」に改めています。
「メットライフ生命保険」に改名したのは2014年7月ですが、耳で聞いただけの人は、間違えて「ネットライフ」と検索するようです。
実際に1ヶ月間(2015年8月)のGoogle検索数を調べてみると・・・
・メットライフ:14,800回
・ネットライフ: 880回
検索数のうち約6%が、間違えて検索しています。
面白いのは、誤りの「ネットライフ」で検索したときに上位表示されるのは、ライバル会社の「ライフネット生命」なのです。ちなみに、「ライフネット」の1ヶ月間検索数は、5,400回です。
自社の見込客が1ヶ月に880人、1年間で10,560人がライバル会社に流れて行っていると考えると、恐ろしいことですね!
ライバル企業に先駆けて、自社ホームページでの「売れるキーワード」を研究しておき、「ネット指名買い」時代で優位に立つ戦略を実行していきましょう!
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