中小企業において、ITを利活用している企業とそうでない企業とでは、どちらの業績が良いと思いますか?
IT投資を行っている企業と行っていない企業の、直近3年間平均の売上高、売上高経常利益率を業種別に比較したものがありました。これを見ると、売上高、売上高経常利益率共に、IT投資を行っている企業の方が、行っていない企業に比べて水準が高いことが分かります。
「中小企業の成長と投資行動に関するアンケート調査」(2015年12月/㈱帝国データバンク)
現在中小企業は、少子高齢化に伴う総人口、生産年齢人口の減少という構造的要因により、人手不足に直面しています。この構造上の問題を短期的に解決することは困難であるため、人手不足を前提とした省力化・合理化を推進せざるを得ない状況です。
激しい競争の中で生き残るためにも、自ら営業に乗り出し顧客を開拓することの重要性が増してきているのです。しかし、人手不足の中で営業にこれまで以上に人を割くことは容易ではなく、また、営業を行うにしても、新しい需要や顧客を自ら開拓することは難しいことなのです。
人手不足、時代や環境の変化に伴う課題を克服し、売上拡大と費用削減を進め、中小企業が稼ぐ力を高めていくためには、IT活用が重要であり効果的なので、上記のアンケート結果が出たと考えられます。
「IT活用の重要性は分かるが、その人材がいないのですが・・・」
そう感じる経営者が多いと思いますし、実際に良く受ける質問でもあります。
中小企業経営者としてはIT活用したいのだが、そもそもIT人材が不足しており、人材確保・人材育成が十分に行われていないのが現状です。
解決策としては、社内リソースのみでIT活用の実施を図るのではなく、必要に応じて外部のリソースを活用することで、積極的に自社に見合ったIT活用戦略を実施すれば良いのです。
実際に高収益企業では、外注の活用によりこうしたIT人材不足を克服している様子も見受けらます。
従来、外注活用といえば、時間や利用コストがかかるハードルが高いものでしたが、現在は「クラウドソーシング」といった新しい外注方法が登場し、低コストで導入することが可能となっています。
有名所では、日本最大級のクラウドソーシングであり、弊社も利用している、
「Crowdworks」(http://crowdworks.jp/)があります。
クラウドソーシングとは、群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語で、インターネットを介して企業と個人をマッチングし、直接仕事の受発注を行う事ができるサービスです。
クラウドソーシングに登録しているのは、日本全国、中には海外在住の多種多様なスキルを持った多数のワーカーです。仕事内容に応じた最適なスキルを持った発注先を、最適なコストでスピーディーに探すことが可能です。
メリット①:人材活用
多種多様なワーカーが登録するクラウドソーシングでは、デザイン制作やシステム開発、翻訳のような専門スキルが必要な仕事の発注のほか、仕訳入力や経理代行などの一般事務作業、データ入力やアンケートなどの簡単な作業を大勢の人に依頼するなど、登録している人材を様々な形で活用し、企業の足りないリソースを補う事が可能です。
社内で人材を固定的に雇用する必要が無く、必要なスキルや、繁忙期や閑散期の作業量に応じて柔軟に人材を調達できるクラウドソーシングは、中小企業にとって有効な人材活用戦略として活用できます。
メリット②:コスト削減と業務スピードの向上
依頼したい仕事内容に合わせ、クラウドソーシングでは様々な発注形式が可能です。従来は契約した1 社、もしくは数社からの提案を受ける形でしたが、クラウドソーシングのコンペ形式では、同等、もしくはそれ以下の予算で多数のワーカーから提案を受け、その中から採用案を選ぶ事ができます。
プロジェクト形式では、ワーカーから応募された仕様や見積りを比較検討し、最適な人材と適切なコストで契約を行えます。仕事の発注はインターネット上で行うため、発注側も受注側も地域の制約を受けず、スピーディーなマッチングが実現できます。
自社に見合うクラウドソーシングを活用して、積極的なIT活用戦略を実践しましょう!
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