IT武装戦略の着眼点

第60話:情報検索する機器が変化している?

2016年09月28日

総務省より発行されている情報通信白書の、平成28年度版がホームページに掲載されています。それによるとスマートフォン(以下、スマホ)や、タブレット等の利用率が高まっており、スマホ利用率は60.2%でタブレット利用率は19.5%となっています。

 

これはインターネットで情報を検索する機器が、主流だったパソコンから変わっていることを示しています。実際に若い世代ならば、パソコンはもうほとんど使わず、スマホしか使っていないという人も多いようです。

 

このような時代の変化に、自社はしっかりと対応できているでしょうか?

まずは、自社サイトを見にきているユーザーが何を使っているかを把握すべきです。パソコンなのかスマホやタブレットなのか、またアクセス比率はどのくらいあるのかなどなど・・・。

 

もし、スマホでアクセスしてくれるユーザーの比率が50%に達していた場合、スマホ用のサイトを用意していなかったらどうでしょうか?単純に、アクセスしてくれるユーザーの受け皿をきちんと用意しなければ、半分以上のユーザーを取りこぼすことにもなりかねません。

 

実際に消費者向けサービスを手がける企業では、アクセス数の半分以上がスマホ経由、という地域や業種も少なくありません。上記の方法で確認した結果、スマホのアクセスが全体の20%以上あるなら、直ぐにでも対応を検討すべきです。

 

スマホ対応すべき、もうひとつの理由があります。それは、Googleがスマホに対応しているサイトを評価することを公式に発表しているからです。

 

 

それでは、スマホに対応するにはどうすれば良いのでしょうか?

スマホサイトには大きく2つの表示方法があります。

 

①パソコン用ホームページをそのままスマホに表示する!

ひとつ目は、パソコン用のホームページをそのままスマホに表示する方法です。この方法で表示すると、パソコンに比べると随分小さく表示されてしまいます。スマホの画面の横幅は、パソコン画面の110程度ですから、文字や写真のサイズも 110で表示されます。

 

そのためスマホにパソコン用ホームページをそのまま表示すると、文字や写真が小さすぎてホームページの内容がよく読めません。またリンクをタップ(クリック)しにくいという問題もあります。

 

②パソコン用ホームページとは別に、スマホ専用サイトを用意する!

そこでふたつ目の方法として、スマホの画面サイズに合わせたホームページを別に用意する、というものがあります。スマホの横幅にあわせて1行あたりの文字数を減らして大きな文字を使い、写真のサイズも工夫することで、見やすい形式でホームページを表示するのです。

 

読みやすくなりますから、商品やサービスへの理解が進み、問い合わせや購入の可能性が高くなります。こうした理由で近年、スマホのサイズにあわせたホームページ(通称、スマホサイト)のニーズが高まってきているのです。

 

ところがスマホサイトを作る際に問題があります。それは費用がかかることです。多くの制作会社では、スマホサイトの制作はパソコン用のホームページとは別料金で、ホームページと同じ程度の制作費用がかかります。場合によっては30万円以上請求されることも少なくありません。

 

しかし、パソコン用ホームページをスマホのサイズにあわせて自動変換するシステムを使えば、追加費用がかかりません。わざわざスマホサイトを一から作るのではなく、システムがパソコン用ホームページを自動変換するのです。

 

また自動変換だと、パソコン用ホームページを更新すると、それが自動的にスマホサイトにも連動しますので、スマホサイトの更新の手間がかかりません。パソコンサイトとスマホサイトとを別々に作った場合、更新も別々にしなければいけませんので、更新の手間は2倍になります。

 

しかし自動変換であれば、パソコン用ホームページを更新すれば自動的にスマホサイトに連動しますから、片方だけの更新で済み、手間がかからないのです。

 

弊社が推奨するCMS(コンテンツマネジメントシステム)で作ったホームページを利用すれば、パソコン用ホームページだけでなく、スマホサイトも簡単に用意することができます。

 

今まで予算の問題でスマホサイトを作成できなかった企業でも、気軽にスマホサイトを持てるようになります。

 

是非、自社もスマホサイトを作って、時代の変化をチャンスに変えましょう!

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