IT武装戦略の着眼点

第69話:ホームページは荒野の一軒家?

2016年12月07日

「高い費用をかけて作ったホームページですが、誰も見ていないですが・・・」

弊社セミナーにご参加頂いた、経営者からの相談のお言葉です。

 

ホームページを活用した営業戦略で、最初にご理解頂きたいのが、「ホームページは荒野の一軒家」だという点です。リアルな世界で、経営者がお店を出店する時には、人通りが多い所に出すと思います。

 

人通りが多い場所にお店を出せば、あとは目立つ看板やおしゃれなショーウィンドウで、顧客は放っておいても店の中に入って来ます。でもインターネットの世界では、自社のホームページの前を通る顧客は一人もいません。

 

インターネットに自社ホームページを公開したとしても、それだけでは御社のホームページが公開されたことを知っている人は、誰もいないのです。

 

リアルのお店であれば、通りを歩いていて新しい店ができれば、皆それに気が付きます。でもインターネットという荒野にお店を出したとしても、そのことを教えてあげなければ、誰も自社のホームページの存在を知りません。

 

ですからホームページを作っただけでは、顧客は誰も来てくれないのです。言い方を変えると、現実のお店では「店の前を通っているお客さんを、いかに店の中に連れてくるか」がポイントです。

 

一方ホームページの場合、「自社のホームページの存在を知らない顧客に、いかに知ってもらうか」がポイントとなるのです。したがってホームページでは、現実の店に比べて「集客」の重要性が格段に増します。

 

この「集客」のことをインターネットの世界では「アクセスアップ」と呼びますが、これはホームページが成功するための最重要項目の1つです。

 

さて、自社のホームページへのアクセスとしては、大きく「広告」経由と「検索エンジン」経由の2つがあります。コストをかけても良いのであれば、広告を使うことで手っ取り早くアクセスを集めることができます。

 

しかし、出来ればあまりコストをかけずにアクセスを集めたいという方は、SEO(検索エンジン対策)を行いましょう。「SEO」と書いて、「エス・イー・オー」と読み、「Search Engine Optimization」の略称です。

 

この「SEO(検索エンジン対策)」は、自社のホームページを、「Google」や「Yahoo!」 といった検索エンジンで上位表示させるためのテクニックをいいます。

 

いくら一生懸命ホームページを作っても、検索サイトの上位に表示されなければ、ほとんどアクセスは見込めません。検索結果の後ろの方、例えば1,000番目くらいに表示されていても、誰もそこまで検索結果を見ませんから、当然自社のホームページはクリックされません。

 

検索結果の上位に表示させることができて、初めて顧客は自社のホームページにアクセスしてくれるのです。

 

それでは、検索結果で上位表示されるための施策、すなわち「検索エンジン対策(S EO)」のポイント)をお伝えします。

 

まずは、ホームページに集めたい見込客が検索しそうな「キーワード」を選びます。 一生懸命に検索エンジン対策を行っても、その対策を施した「キーワード」が、ター ゲットとしている見込客が全く使わないキーワードでは、狙った見込客を集めることが出来ません。

 

例えば、ホームページで女性向けの商品を扱っているのに、狙ったキーワードが男性しか使わないキーワードだったとしたら、女性を集めるのは難しいでしょう。一生懸命そのキーワードで検索エンジン対策を行っても、アクセスしてくれるのは男性ばかり、という状態になってしまいます。

 

そうならない為には、SEOを行う前に、自社のホームページに来てほしい見込客が検索サイトで使いそうな「キーワード」を洗い出しておくのです。「見込客はどんなキーワードを使うだろう」と想像しながら、具体的なキーワードをピックアップするのです。

 

例えばこんな感じです。

東京都の新宿区で歯周病治療を専門に開業している歯科医院の場合

●ホームページにアクセスしてほしい見込客は、新宿で歯科医院を探している人

●そうすると、下記のキーワードが候補として考えられます

・歯科医院+新宿区

・歯医者+新宿区

・歯周病+新宿区

 

 

自社のホームページにアクセスして欲しい見込客は、どんなキーワードで検索していますか?

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