IT武装戦略の着眼点

第76話:CMSの限界とは?

2017年02月08日

「CMSは素晴らしいシステムですが、万能なのですか?」

セミナー後の雑談の中で、ご相談がありました。

 

「CMS」というのは聞きなれない言葉ですが、コンテンツ・マネジメント・システムの略で、よくある「ブログ」も、CMSのひとつです。

 

CMSを使えば、ビジネス用のホームページを簡単に制作することができます。「専門知識が不要ですから、ホームページやインターネットに詳しい担当者がいない中小企業でも、このCMSを使えば、ホームページで成果をあげることが可能なのです」とセミナーでお伝えしています。

 

具体的にCMSの特徴を説明します。

 

【特徴①】簡単にコンテンツの追加が可能

CMSを使うと、簡単にコンテンツ(内容)を更新・追加できます。通常のホームページでは、それなりの専門知識がないとコンテンツ(内容)の更新が行えません。

 

しかしCMSなら、難しい操作方法を覚えることなく簡単にコンテンツの更新が行えます。電子メールの送受信ができる人であれば、誰でも簡単に更新が行えるのがCMSの大きな特徴です。

 

【特徴②】検索サイトで上位表示されやすい!

Yahoo!Google といった検索エンジンで検索されたときに、自社のホームページが上位に表示されると、その検索結果をクリックして、多くの見込客がホームページを訪れてくれます。

 

この「検索結果の上位に表示されるテクニック」のことを、SEO(検索エンジン対策)と呼びます。このSEOを行うかどうかで、ホームページのアクセス数が大きく左右されます。

 

よく「検索サイトでCMSは上位表示されやすい」といわれますが、これはCMSを使うと、このSEO(検索エンジン対策)が自動で行われるからです。CMSを利用すると、「検索エンジン対策のスキル」をお持ちでない方も、上位表示される可能性が高くなります。

 

【特徴③】デザインの「ひな形(テンプレート)」が豊富!

CMSでは、デザインの「テンプレート(ひな形)」が用意されています。自作でホームページを作ろうとすると、どうしても「素人っぽい」ホームページになるので、断念する方も少なくありません。

 

でもCMSでは、プロが制作した「おしゃれなデザインのテンプレート(ひな形)」を元にしてコンテンツを作りますから、誰でも簡単にかっこいいホームページを作ることができるのです。

 

【特徴④】コストが安い!

CMSで作ったホームページは、上記のテンプレートをもとに作るため工数がそれほどかからず、低コストでホームページを作ることができます。またコンテンツ(記事)の更新を自社で行えますから、更新費用もかかりません。

 

そのため、通常のホームページ制作に比べると、CMSで作ったホームページはあまり費用がかからないといえます。

 

正し、もちろんCMSは良いことばかりではありません。CMSというツールには、限界があるのも事実です。

 

CMSは「テンプレート(ひな形)」をもとに、全体のデザインを作り出します。そのためどうしてもデザイン上の制限がでてきます。通常のホームページ制作では、費用はかかりますが、オーダーメイドのデザインですから、経営者の思い通りのデザインが実現できます。

 

一方CMSは、「テンプレート」の範囲でしかデザインが選べません。一般的なホームページに比べると、デザインの自由度が低いのが、「CMSで作ったホームページ」の最大の弱点と言えます。

 

お金をかけてオーダーメイドのスーツを求めるか、既製服でよしとするか、という感じです。とはいえ、「プロが作ったデザイン」がテンプレートとして用意されていますから、自作ホームページに比べれば、はるかにおしゃれなデザインが実現可能ですが・・・。

 

CMSの提供会社によってデザインはさまざまですが、弊社の提供するCMSサービスだと、中小企業が商売で利用することに特化した専用のデザインをご用意しています。

 

CMSを利用するがどうかは経営者の判断ですが、見込客を連れてくるホームページが、高い費用対効果で導入できるかどうかで判断すべきです!

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