「我が社は個人向けに販売しているので、スマホサイト対策が必須なのですが、制作会社に依頼すると別料金を請求されたのですが?」これもよく伺うご相談の内容です。
商売用の本格的なホームページを作成する場合、中堅クラスの制作会社に見積りを依頼すると、15ページ程度で初期費用として60万円。また月額費用として、更に毎月35,000円の費用が必要になります。
これは相場ですので、これより高い場合もありますし、安い場合もあります。傾向としては、大手の制作会社だと上記の価格の2倍くらい、逆に小規模な制作会社や個人デザイナーに頼むと60%引きといった具合になります。
もちろん会社案内程度の簡単なホームページなら、もっと低価格で作成できます。しかしビジネスで使える本格的なホームページを作成するのなら、これくらいの費用は覚悟しなければなりません。
そもそも、なぜこんなに費用が高いのでしょうか?
ホームページの作成費用が高いのは、決してホームページ作成会社が法外な費用を請求しているからではありません。ホームページ作成という仕事そのものに問題があるのです。
ホームページを作成する場合、最初にデザインを考えます。トップページの色や形を考え、おしゃれな画像を配置して、全体の見た目を整える作業のことです。ここで問題になるのが、このデザインの作成が顧客ごとの個別対応だということです。
顧客ごとに毎回、イチからデザインを作成しますので、どうしても手間がかかってしまいます。いわばオーダーメイドのスーツのように、お客さんごとに個別のデザインの検討が必要なため、費用が高くなってしまうのです。
それともう一つ、ホームページのページ数に比例して、作業の手間がかかることも、費用が高くなる原因です。ホームページというのは、自動でページが作成されるわけではありません。デザイナーと呼ばれる技術者が、1ページ1ページ手作りで作っていきます。
そのためページが増えれば増えるほど、それに要する手間も増えてしまいます。また、ホームページの作成には専門スキルが必要ですから、技術をもった単価の高い「デザイナー」が制作を担当します。
彼らが手間をとられて作業日数が多くなると、それに比例して制作会社から請求される制作費用も高くなってしまいます。以上を整理すると、ホームページ制作会社の制作費用が高いのは・・・
●ホームページのデザインを、顧客ごとにオーダーメイドで考えなければいけないため、作業に手間がかかる!
●1ページずつ手作りでページを作成するので、ページ数に比例して手間がかかる!
●作業を担当するのは、単価の高い専門デザイナー
●結果、単価の高いデザイナーが長時間作業することとなり、制作会社の請求費用も高くなってしまう!というわけなのです。
しかしここまでは、ホームページを最初に作るときのコストですが、実はホームページが完成した後のランニング費用も馬鹿になりません。
商売をしていると、頻繁にホームページの更新が必要になります。新商品の発売や価格の改定、季節にあわせたキャンペーンの実施等、ホームページの変更は日常茶飯事です。
制作会社にホームページを作ってもらった場合、ホームページの更新を自社で行うのはほぼ不可能です。業者が作ったホームページはプロの専門技術で作られていますから、専門スキルを持たない人が自分で更新するのはとても難しいのです。
自分で更新できないとすると、業者に更新してもらうしかありませんが、もちろん無料というわけにはいきません。専門スキルを持った単価の高いデザイナーにお願いするわけですから、「1ページ更新するごとに20,000円」というようなランニング費用が必要となります。
熱心にホームページを更新する企業であれば、毎月10ページ以上のコンテンツを追加・修正していきます。このページ数だけの費用が必要になりますから、業者に全部依頼すると毎月相当の更新費用が必要になってしまいます。
この更新費用は、未来永劫続きます。ビジネスを続ける限りホームページの変更は避けられませんから、毎月毎月、何万円もの更新費用がずっと必要になります。このような実態から、多くの中小企業ではこうした更新費用を払ってまで更新していません。
残念ながら、ホームページがいつまでたっても最初に作ったままの状態なので、当然、成果につながることがないのです!
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