IT武装戦略の着眼点

第86話:見込客に役立つ専門家の情報とは?

2017年04月26日

「どういうランディングページを作れば、お店に来てもらえるようになりますかね?」「Facebookで集客できるのでしょうか?」ある飲食店経営者からのご質問です。

 

この経営者は、とても経営ノウハウに関して勉強をされている方でした。当たり前ですが、勉強すればするほど知識が増えます。知識が増えれば、自分がやれることは広がっていきます。

 

しかしやれることが多すぎて、結局は何をすれば良いかのか、分からなくなってしまっているのです。現在のような情報化社会では、このような人がとても多くいます。

 

例えばダイエットの方法を調べると、沢山のやり方やノウハウが出てきます。「●●ダイエット」や、「脂肪を燃やす●●の方法」、その他には筋トレや糖質制限、骨盤調整・・・。正に色々な方法があります。

 

それぞれ、理屈を見ると全部正しいように見えます。確かに実践すれば減量出来るように見えます。しかし、何をすれば良いか分からない人が多いのです。

 

結局どうするかというと、最後は専門家の話を聞きたいと思うようになるのです。信頼出来る人からアドバイスを貰いたいと思うようになるのです。それぞれの方法のメカニズムを聞けば、どれも正しいように思えます。

 

とすれば、「自分にあったものはどれなのか?」と選択するシチュエーションにおいて必要なのは、専門家の知識になるのです。

 

ですから、商品やサービスを提供している企業やお店は、見込客や顧客に「役に立つ」と思ってもらえる、プロの専門家としてアドバイスを提案することが重要です。

 

プロの専門家としての実力をアピールできるような、読んだ人が思わず唸るようなコンテツを、パンフレットやホームページに掲載することが効果的です。

 

営業マンは、顧客の所に行ってお話しする際に、「へえ~、そうなんですね!」と膝を打つようなネタをお持ちだと思いますが、こうした情報をコンテンツとして提供しましょう。

 

特にホームページでは、そのコンテンツを読んだ人が、「この会社は詳しいな~、この分野の専門家なんだろうな!」と思ってもらえるような内容がオススメです。

 

見込客はホームページでサービスや商品を探すときに、できれば「一番詳しい専門家」がいる会社、あるいは「その分野で一流のプロ」がいる会社で申し込みたいと考えます。

 

ただし忘れてならないのは、そうしたコンテンツを見込客に読んでもらわなければいけない、という点です。いくら役に立つコンテンツであっても、見込客が読んでくれなければ、何の役にも立ちません。

 

仕事柄、様々なホームページの相談を受ける機会が多いのですが、「この内容ではお客さんは興味をまったく示さないのでは?」と感じることも少なくありません。

 

ぜひ「自分がお客さんだったとして、このホームページを読む気になるかな?」という視点で考えてみましょう。もしかしたら多くの人は、「う~ん」という感じになってしまうかもしれません。

 

実は、見込客が読んでくれるのは、お客さん自らが「知りたい」情報です。しかしよくあるのは、自分が「話したい」情報を一生懸命ホームページにアップするケース。

 

自社の「話したい」情報はたくさん掲載されているものの、見込客はちっともその情報を「知りたい」と思っていない、そんなホームページも少なくありません。

 

あなたが「話したい情報」ではなく、見込客が「知りたい情報」をコンテンツとして提供しないと、お客さんは決して読んでくれないのです。

 

例えば税理士さんのホームページで多いのが、税制改正ニュースを提供するというパターンです。税制改正のニュースというのは、税理士の先生には重要かもしれませんが、中小企業の経営者はほとんど興味を持ちません。

 

したがって、小難しい専門用語が満載の税制改正ニュースのページをいくら充実させたとしても、見込客の反応はあまり得られないのです。見込客が知りたいのは、税制改正の内容ではなく、その改正で「自分が支払う税金」がどうなるのか、その一点です。

 

したがって、税制改正の条文をそのまま掲載するのではなく、「来年度の税制改正を活用した節税ポイント」とか、「新制度でよけいな税金を払わない方法」といったコンテンツのほうが、喜ばれるのです。

 

自社は、「プロの専門家」と認識されていますか?

 

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