IT武装戦略の着眼点

第93話:ドメイン名の重要性とは?

2017年06月28日

「自社のホームページに、専用のドメインは必要ですか?」

現在ホームページをリニューアル中の女性経営者から、ご質問を頂きました。

 

中小企業にとって社名(商号や屋号等)はとても大切です。多くの会社で、お客さんに「会社名」を覚えてもらおうと、名刺に印刷したり、パンフレットに記載したり、あるいは色々と広告を出したりと、大変な苦労をされていると思います。

 

インターネットにも社名(商号)があり、この「インターネット社名」のことを、「ドメイン名」と言います。

 

例えば弊社の場合だと、こんな感じです。

●ホームページ

http://www.itmc.jp の「itmc.jp」 の部分

 

これを「ドメイン名」と言い、インターネットで社名を表す公的な登録事項です。この「ドメイン名」の特徴は、誰でも登録できること、そして登録が早い者勝ちだということです。

 

したがって自分の会社名(商号)と同じドメイン名を取得したいと思っても、誰かに取得されているともう後の祭りで、同じドメイン名は利用できません。

 

少し前の事例ですが、「アイワイバンク銀行」(イトーヨーカ堂とセブンイレブンが作った銀行で、現在はセブン銀行)のドメイン名は、当時「iy-bank.co.jp」でした。

 

本当は「iybank.co.jp」と、真ん中に横棒のないドメイン名を取得したかったそうですが、某企業に先に「iybank.co.jp」を取得されてしまったため、断念して「iy-bank.co.jp」を使うことになってしまったそうです。

 

誰かに先に取得されてしまうと、もうそのドメイン名は使えません。したがって、インターネット上の商号(社名)である「ドメイン名」を早く登録しておくことは、インターネット時代の基本事項です。

 

ところでこの「ドメイン名」を自社で取得すると、企業にとってどんなメリットがあるのでしょうか?

 

「名刺が格好よくなる」、「企業として自社ドメインの取得は当然」といった点も挙げられますが、一番のメリットは、ホームページのアクセスアップに役立つことです。

 

検索サイトの検索結果で、自社のホームページを上位表示させるテクニックのことを「SEO(検索エンジン対策)」と呼びますが、ドメイン名の取得はこのSEOに有効となります。

 

技術的な話は省略しますが、3年くらいの長期的な観点で考えた場合、自社ドメインを取得した方がSEO(検索エンジン対策)にとても有利ですから、商売専用のホームページを立ちあげるなら、ぜひ自社専用のドメイン名を取得するべきです。

 

お問合せはこちら!

お気軽にお問合せください

050-3152-9723

【受付時間】09:00~17:00(土日祝除く)