人材育成の本質論

第4話:メダリストを育てる指導者さえも

2016年10月12日

 リオオリンピックも安部マリオ総理の登場でTOKYOの期待につながりました。東京ではパレードも行われ約80万人の観衆で盛り上がりました。「臼杵にも来てくれんかな」と思いつつ、今回は選手と指導者を事例に人材育成の本質について書きたいと思います。

 

優秀な選手には優秀な指導者あり。こんなことは誰もが認める事実です。あるレベルの指導者になると、実力のある選手が指導者に頭を下げ「強くしてください」とお願いをします。優秀なところに優秀な人が集まる構図があるのです。

 

基礎を一から教えるよりも、メンタル部分や強みを伸ばすことに集中させ、世界レベルに育てます。相当なスパルタでも選手がついていくのは、「この指導者の下で頑張れば自分もメダリストになれる」という信用があるからです。

 

しかし、この構図も崩れてきているとある指導者が言っていました。「昔のような根性論ではついてこない子が増えている。だから、指導者が勉強して変わらないといけない。」この言葉に人材育成の本質論があります。

 

人を育てる際には管理やマニュアルでは上手くいきません。人は感情を持ち、価値観もタイプも違います。さらに昔に比べモノも情報も多様化しています。昔のようなシンプルな価値観の時代ではないのです。

 

「相手を変えるのではなく、自分が変わる。」メダリストを輩出してきた指導者でさえやっているのです。言ってみれば世界レベルの人は「変わることを恐れません。」

 

では、どのように変えるのか?上級指導者レベルになると人のタイプ別人材育成の勉強もします。人にはタイプがあり、思考や行動パターンの違いがあります。相手の思考に合わせ、言葉がけも変えていくのです。大事なのは見極め力。

 

相手を知るために、趣味や雑談などで探りを入れます。何が好きなのか?というのは関係ありません。どんな喋り方をするのか?どんな表情なのか?を参考にタイプを把握し、相手に合わせていくのです。

 

皆さんは赤ちゃんに言葉をかける際に、ドラッカーのマネジメントの話をしないですよね。きっと「かわいいでちゅね~」と言い方を変えていると思います。それが相手に合わせるコミュニケーション力なのです。

 

タイプ別の威力はこれだけではありません。どんなレベルの人も確実に対応できるようになるのです。人材育成だけではなく、ビジネス関係、家族間、飲み屋のオネエチャン(おっとこれは失礼)までのコミュニケーション力が上がるのです。

 

ただタイプ別人材育成メソッドはあくまでも手法の一つ。手法よりも大事なことはココロザシ。この点は忘れてはいけないと思います。今回はタイプ別人材育成法のセミナー117日(いいな!の日)に行いますので、宣伝も兼ねて書かせていただきました

 

大分で人材育成の本質を知る機会をつくれば、大分の経済に寄与できるだろうと考えています。なぜならば、人が社会や経済をつくっているからです。人を育てましょう。

 

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