人材育成の本質論

第6話:野菜が育たないならば土を疑え!

2017年02月22日

小学5年生の長男の趣味は「釣り」と「畑」です。

 

マイ畑を持っており季節に応じて様々な野菜づくりにチャレンジしています。しかし、土が痩せると良い種を撒いたとしても育ちません。彼は土を肥やすために自転車でコイン精米機のヌカを取りに行ったり残飯を発酵させ堆肥にしています。

 

自分で考え、自分で解決していく。この主体的なプロセスが楽しいのです。私は子どもたちに対し主体的になる場をつくり、体験を通してどんな社会でも活躍する人を育てています。

 

 人が育たないならば社内の「場」を疑え・・・

ドイツの社会心理学者クルト・レヴィンは「人間は個人の特性によるだけではなく、その人が置かれた『環境』に影響を受けて行動するものだ」と説いています。この考えで言えば、能力の高い社員がいたとしても、「場」が悪ければ成果を出さないということ。

 

入社当初は元気が良くて期待していた若者だったのに、、、数年たっても育たない。期待外れだなあと感じている経営者や幹部の話を聞きます。その時は「場」に問題がある。人を育てようとするのならば「個人の研修」よりも「場」を変えた方が早い。

 

社内の「土」は痩せていませんか?

種を撒いても育たないと感じているのならば、土を肥やすことから始めましょう。人間にとっての栄養は「ポジティブ」です。場の明るさ、言葉の明るさ、行動の明るさ、その一貫性があることです。

 

人が育たない場は忙しく暗くなりがちであれもこれもとセカセカしています。経営者もセカセカとしていると場も同じようになります。どんな種も土によって良くも悪くもなる。

 

人を育て任せていきたいのならば、まず社内の「土」を意識していきましょう。

 

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